コムテックドライブレコーダー取り付けの注意
コムテックドライブレコーダーの配線を裏取りする際には注意が必要である。
付属のシガーライターソケット用のプラグを使うのであれば何にも問題ないが、配線を内装内に隠したいなどの理由で、自分で配線加工する際には次の点に注意してもらいたい。
コムテックドライブレコーダーの電源としては駐車監視機能を使う使わないに関わらず、常時電源、アクセサリー電源の二つが必要であるということ。これが最大のポイント。
コムテックドライブレコーダーにはオプションで直接配線コードというものがあり、これを買ってきて配線するというのであれば何も問題ないが、付属のシガーライターソケットの用のプラグ配線を加工して使おうと考える方も多いと思う。
そこで参考にするのがオプションで発売されている直接配線コードなのだが、これには駐車監視機能を利用する場合の配線コードと、駐車監視機能を利用しない場合の直接配線コード(HDROP-15)の2種類がある。
直接配線コードHDROP-15
駐車監視直接配線コード HDROP-14
直接配線コードの商品画像をみると、赤の配線と黒のアース配線のみで、説明にも赤の配線コードをアクセサリー電源に接続するとある。
ここでコムテックドライブレコーダー付属のシガーライターソケットのプラグ配線をカット、カバーの被覆を剥くと赤色、黄色、黒色の3本のコードが出てくる。
つまり、駐車監視機能を使う場合にはオプションの配線コードが必要だとあったが、常時電源用の配線も元々ついているのだ。よくよく本体側のコネクタを見れば赤、黒、黄色と三色の配線が入っている。
ここで素直にラッキーとばかりに赤色、黄色、黒色の3本のコードをそれぞれアクセサリー電源、常時電源、アース配線と端子加工して接続してあげれば何にも問題はない。しかし、駐車監視機能は利用しないので、赤の配線だけアクセサリー電源に接続して、黒のアースとって完了、黄色は絶縁処理して完了とはならないのだ。ここで終わると永遠にコムテックドライブレコーダーは起動しないことになる。
各配線の導通を確認しても問題なし、電圧も問題なし、頭を抱えながら切断したシガーソケットのプラグ配線を再び赤黒配線してみても動作しない。どこかでショートでもさせたかとメーカーに修理依頼してみるも本品問題なしと帰ってくるだけ。
恐ろしいことに駐車監視機能を利用するしないにかかわらず、常時電源は必要なのである。
言い換えると、本体側のコネクタには赤、黒、黄色と三色の配線がされており、駐車監視機能を使う使わないにかかわらず本体のコネクタの黄色の配線には電気が来ていなければならない。つまり、コムテックドライブレコーダーの動作に一番必要なのは黄色配線への電源。赤のアクセサリー配線の電源はクルマのエンジンスタートとストップを判断するためのものということである。
オプションで発売されている直接配線コードの画像をよく見てみると、本体側コネクタからは赤色、黄色、黒色の配線が出ているが、その先は赤色のアクセサリー電源用の配線、黒のアース配線と2本になっている。さらにみると
本体側コネクタの近くでコードがぼてっと膨らんでいるところがあるが、ここで黄色の配線を赤色の配線にハンダなどで結線していると思われる。